メーラー

電子メールを閲覧・送信するソフトウェア

一番ウイルス感染の危険性が高いのがメールを介してのものなので、メールソフトにどれを使うかは、非常に重要なことになります。

まず、コンピュータを購入時したときにインストールされているOutlookやOutlookExpressを使う人が多いのは大きな問題です。初心者向けの書籍も、インストールされているもので説明するのが楽ですから、OutlookExpressでのメール送受信となっています。ところがウイルスに感染しやすいソフトであることや、文字コードが標準ではないこと、送ってはいけないHTML形式になっていることは、使っている本人は気づいていない場合がほとんどです。メーリングリスト等では、いつもやっかいものです。

Thunderbirdは最先端の機能を持つメールソフトです。HTMLメールも表示でき、スパムメールへの対策も含まれています。ウェブログを読むためのRSSリーダーの機能も装備されています。一番のお薦めとなるでしょう。

ただし、メールソフトの場合は、データの移動がありますので、簡単に変更するわけにはいかないというのも現実です。少なくともOutlookやOutlookExpressは使わないのは今や常識に近いです。

メーラー選択 2003/09/20(土)

Microsoft、Outlook Expressの開発および提供を終了へ

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/19/16.html

「Outlook Expressの開発は続いている」とMSが明言

http://www.zdnet.co.jp/news/0308/25/ne00_outlook.html

ウイルスやワームの標的になっているOutlook Express。 それでも使用者が多いのは、Windowsにインストール済みで、 解説本にもOutlook Expressで書かれているため、 メーラー = Outlook Expressとなっているからだろう。

私のメーラー選びは、

  • ウイルス感染の原因にならない。つまり、Internet Explorerを呼び出さないソフト。
  • HTMLのメールマガジンを購読しているため、HTMLが表示可能。
  • スペースキーでどんどん読み進めていくことができる。

    と、こんな程度である。

あと、IMAPサーバーを導入しているため、IMAPに対応したもの。 メールの検索やマルチアカウントは当然の機能だが、 これは、どのメーラーも大抵対応している。

Becky!(http://www.rimarts.co.jp/index-j.html)も評価が高いが、 HTMLメールの表示は、Internet Explorerを呼び出しているため、 テキストのみであれば、お薦めできる。

Edmax(http://www.edcom.jp/)もフリー版があり、インターネットニュースや ウェブ掲示板も取り込めるなど機能が豊富であるが、Becky!と同じように HTMLメールには、適していない。

独自にHTMLを表示しているものとしては、ShurikenやNetscapeなどがある。

ShurikenPro(http://www.justsystem.co.jp/shuriken/)は、 ウイルスにも強く、機能も豊富。日本語にも強い。 ただし、HTMLメールを表示していて、スペースキーを押すと、 次のメールに移ってしまい、快適に読み進めることができない。

Netscape(http://www.netscape.co.jp/)のメール機能は、 HTMLメールもスペースキーで読み進めることができ、 条件に当てはまっているようである。 しかし、URLをクリックしたときにNetscape本体に表示され、 通常使用しているブラウザを呼び出さない。

そんな中で、Thunderbird(http://jt.mozilla.gr.jp/projects/thunderbird/)は、 上記の条件を満たしつつ、Windows版だけでなく、 LinuxやMacOSXにも対応したソフトである。 まだ正式版ではないが、Netscapeの元になっているMozillaから派生したメーラーなので、 基本的な部分は、問題なく動作しているようである。 現在は、英語版しかないため(2003/09/20現在)、起動直後は、文字化けするが、 文字コードを設定すれば、日本語も問題ない。 Outlook Expressから乗り換える第1候補として考えてよいのではないだろうか。


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