Weblogとは… (1)

日記のようで日記ではない。

時系列で記事を並べたもので、サイト運営者から見ると管理が楽というのが大きいと思います。

一般的にウェブページ(ホームページ?)を管理するときは、ホームページビルダーなんかを使って、HTMLを作ります。そして、FTP経由でアップロード。

それに対して、ウェブログでは、掲示板に投稿するような手順で、記事を作成。「送信」とか「投稿」とかのボタンをクリックすると即インターネットに公開されます。

しかも、特定のソフトがなくてもいいわけで、自宅からでも職場からでも、思いついたときに思いついたことを記事にすればよいわけです。記事の修正も同様にどこにいても簡単に作業ができます。

なので、日記として使ってもいいし、メモに使ってもいいかもしれません。おもしろいサイトを見つけたら、その説明を加えて投稿しておけば、なかなかのデータベースになります。

Weblogとは… (2)

ウェブログが特徴的なのは、コミュニケーションツールにもなっていることでしょう。

コメントがつけられることは、今までの掲示板と同じ感覚。ただし、親記事がサイト運営者にあるという違いがありますが。

大きな特徴は、トラックバック機能があるということです。似たような記事があった場合に、そのトラックバックURLをコピーし、自分のウェブログの記事からトラックバックを送ります。そうすると、先ほどの相手の記事にトラックバックとしてリンクされます。

この結果、何がおきるのかというと、相手のサイト管理者は、トラックバックがあることで、関連した記事を読むことができます。それが疑問への回答だったり、知識が広がることかもしれないし、相手の記事を補完する役割をするかもしれません。

さらにトラックバックのリンクがあることで、そのサイトに訪れた人が、関係した記事を手軽に読むことができます。

しかもリンクがはられているわけですから、自分のサイトのページランクが上がり、検索したときに上位に表示されるようになります。

自分のサイトの宣伝効果も抜群です。

Weblogとは… (3)

では、ウェブログにはどんなものがあるのでしょう。

livedoorやNiftyなど、プロバイダやポータルサイトで運営しているものもあります。多くは、TypePadと呼ばれるシステムです。

そのTypePadの個人向けみたいなものがMovableTypeです。Perlで書かれたCGIです。自分のサイトに置いて使用します。 たぶん世界で一番使われていると思われますが、機能的には非常に優れていて、プラグインを組み込んだりすると、非常に便利なツールになります。

そのほか、Nucleusというのもあります。PHPで書かれたものです。 こちらも自分のサイトに置いて使用します。 画像管理がしやすく、手軽で使いやすいと思います。 記事の修正もMovableTypeより使いやすいような気がします。

プロバイダ等で用意されているウェブログツールは、初心者でも使えるように簡単に操作できるように工夫されていますが、逆に制限が多く、画面のデザインも大きくは変更できません。配置を換えたり、色合いを変えられる程度です。

その点、MovableTypeやNucleusは、自分のウェブサーバーに置いて使うので、細かい部分も自分の好きなようにできます。設置にはいろいろ専門的な知識が必要ですが、一度設置してしまえば、あとは記事を投稿するだけです。

それから、プロバイダ等で用意されているウェブログツールは、容量が多いとはいえないかもしれません。写真等をアップロードしたい場合、容量は大きい方が安心して記事の追加ができると思います。

もちろん、自分のウェブサーバーなので、間違ってアップロードした写真やいらなくなった写真等は、FTPソフトを使って、削除することも自由です。あとから写真を修整したりということも可能です。

さらにデータのバックアップも自由にできます。 プロバイダ等のウェブログツールは、そのサービスが何かの都合で停止した場合、そこに置いてあるデータごと消えてしまうことになるでしょう。 自分のサイトであれば、バックアップを取ったり、別の場所に移動することも可能になります。

Weblogとは…(4)

トラックバックについての追記。

辞書で調べるとトラックバック(TrackBack)とは、 来た道を歩いて帰る、たどる、戻る、さかのぼる という意味だそうです。

相手方にリンクを送りつけるというのは、不思議な感じがします。

なので、トラックバックを送ったら、送るだけではなく、そのサイトに訪れて、コメントも書くのがいいでしょう。

たぶん、マナーとしては確立されていないと思いますが、そうする人が多いと思います。

トラックバックをした記事とは別に、相手方の記事の感想等をコメントするのです。

トラックバックすると、相手は今度は自分の記事に対して、トラックバックしてくるでしょう。 こうして、一見バラバラに存在するウェブログが、網の目のようにリンクしあうのです。

マスコミの一方的な報道では見えてこないこと、商業サイトでは隠されている商品の欠点など、ユーザー側の情報が集まってくるかもしれません。

Weblogとは…(5)

ウェブログについて、特徴的なことがまだあります。 RSSと呼ばれるものです。

何かというと、そのウェブログの記事が規定の書式でおさまっているものです。

ウェブログはデザインが自由ですが、このRSSはバージョンがいくつかあるにしても、世界的に統一されています。

なので、RSSリーダーというソフトを使って、メールを読むように記事を読むことが可能です。

最近では、ニュースの配信にも使われるので、このRSSをRSSリーダーに登録しておくと、サイトをあちらこちらアクセスしなくても、流し読みができるわけです。

このRSSリーダーでタイトルを見ながら、興味のあるウェブログの記事を読むこともできます。そして、必要であれば、自分の記事をその記事にトラックバックしていけば、さらにコミュニケーションが広がるわけです。

逆に掲示板について考えてみると、形式が全く統一されていないので、その掲示板の記事を見るためには、そのサイトに訪れなければなりません。新しい投稿があるかどうか、自分の記事にレスがついたかどうか。

その点でも、RSSは、読んだ記事と読んでいない記事とは表示が別なので、新しい記事がどれなのかも一目でわかります。

RSSリーダーは、ブラウザ・メールソフトに続く、第三のインターネットツールといわれています。 それほどにウェブログとRSSリーダーは、インターネットの歴史上でも画期的なことなのです。

有名人がウェブログに積極的な理由

特に芸能人がウェブログに積極的なのですが、検索サイトで検索されたとき、本人にとって好ましくないサイトが上位に上がるのは、イメージダウンにもつながるため、その対策としてウェブログをするということらしいです。

例えば、眞鍋かをり・井上和香・倉木麻衣などは、それぞれ、Niftyのココログ、OCNのブログ人、Livedoor Blogのウェブログサイトが上位にきます。

ウェブログは、リンクが多く発生する性質があるので、そのウェブログからリンクしているとそのサイトも上位に来るようになります。上記の人の場合、公式サイトなどがそれにあてはまります。


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