最終日は申し合わせ試合形式および藤井教諭による「内股」の講義でした。
中学校柔道部活動については、顧問が転勤するたびに部の存続が危ぶまれる傾向があります。
ほかの部活動よりも事故の危険性が高いのではないかという指摘が主な理由のようです。
しかも遺憾なことに、柔道の指導を専門的に可能な教諭は、「学校事情」により転勤先でほかの種目や雑多な業務を任されるという実態があります。裏を返せば、柔道を頑張って教師になったものは、忍耐強く応用が利くという評価ゆえ、都合良くこき使われるのかも知れません。
「柔道を教えたい大人」と「柔道を教わりたい子」その数、実は決して少なくはないのですが、やむなく断念という実情があります。一方で、「さすが柔道をやっている子は違うねぇ」「柔道をやってからこの子良くなった」という評価は確かなものです。
この行事に参加している子の多くは中学から柔道を始めたようですが、幼少期より柔の道に入った少年柔道家と触れ、組み、投げられ、とても多くの武士道を短時間で学んだ様子でした。
柔道(武道・武士道)に対する正しい評価がきちんと各学校現場で行われますこと期待し、のべ3日間の合同練習会は閉じました。
今日の参加者は少なかったのですが、「申し合わせ試合形式」を行い、単なる乱取り稽古以上に得るもの多かった様子です。
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