国際柔道連盟(IJF)は11日までに、来年2月の国際大会から試験的に導入される新ルールとして、足取りの全面禁止などを発表した。
足取りについては、2010年から相手の下半身への直接攻撃が禁止されていた。新ルールでは技を連続でかける連絡技や返し技としての防御も含め、立ち技の姿勢で帯から下の部位への手や腕を使った行為は全て反則負けとされる。
また、審判1人と副審2人の3人制で実施されている現行ルールを、審判1人制に変更。延長戦は決着がつくまで時間無制限とし、旗判定を廃止する。抑え込み時間も10秒で有効、15秒で技あり、20秒で一本とそれぞれ5秒短縮される。
新ルールでは、一本の価値をより高めることも明記。確かな衝撃を与える技で相手の背中が完全に畳についた場合のみ認められる。新ルールの試験は来夏の世界選手権まで行われ、正式採用の可否が決められる。
<補足>
新しいルールが報じられる度に少なからず混乱が生じるのはいつものことですが、日本中体連柔道競技ブロック長会議(12/1-2 @講道館)における確認事項として、周知徹底が必要な案件については日本中体連理事会を経なければなりません。また、この件については試験導入と言うことです。
つまり、(今のところ)平成25年度大会については「影響なし」と判断します。
留意点としては、全中三重大会より認証柔道着が採用される点であります。
今後なにかしらの通達が届いた場合は速やかにお知らせしたいと考えます。